アニメ けいおん! ♯8 新歓!

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今回も京アニはやってくれました。引き続き憂祭りだったことで「憂、カワ憂よ、憂」や「初々しい憂がやっぱり一番カワ憂のう」という韻を踏まえたフィーバーが各所で騒がれていることが大いに予想されます。

　もちろん、本来の主役ともいえる軽音部のメンバーはきちんと活躍しています。ですが、憂の優れた才能が発揮される場面ばかりに目がいってしまうのはどうしてなんでしょう。あらゆる才能に恵まれた憂のような才女が一家に一台（いや一人か）あったら、なんて本気で思ってしまいます。

　それにしても京アニは憂のことが余程気に入ったようです。冒頭では憂の回想から始まりますし、そこでの唯とのやりとりで姉妹のアベコベさ加減はさらにヒートアップ。その後も、軽音部の巣窟に友達と一緒にきた憂は、不慣れな唯に代わってもてなしたり、部員でもないのにメンバーを紹介したり、次回では祭りあげられそうなあずにゃんを新歓ライブに誘ったり。要所でさり気なくフォローする憂の優秀さを目の当たりにすると、憂が真の主役なのか、なんて勘違いしてしまいそうになりました。

　そんな、あらゆる才能に恵まれていて姉をこれでもかと慕っているのに、唯と同じ部活に入部することには躊躇してしまうのです。そこでもやはりやんわりと否定することで、嫌味に感じさせない態度で気を使っているところが、実に憂らしい人徳のある魅力に溢れていました。

　本編はもちろん、新歓のステージに至っては軽音部メンバー自らの新曲を披露するなど、目立った活躍をしたはずなのに、それを吹き飛ばすくらいのカワ憂魅力全快の憂に心を奪われてしまいました。

　さて、音楽関連は、直近では劇中で流れた「ふわふわ時間」は絶賛発売中で、他にもアニメのサントラが6月3日発売予定、とのことです。