異例の大ヒット「日本国紀」(百田尚樹著)について
百田尚樹「日本国紀」現象を報道しないTBS「王様のブランチ」|みやわきチャンネル(仮)#276
ニッポン国内において時代の流れが変化しつつあるのではないかと思っています。「日本国紀」のようなニッポンの通史ともいうような特殊なタイプの本が初版と重版で40万部というのは異例中の異例とも言われる大ヒットのようです。実際のところ、ニッポンの歴史の流れで重要なトピックを選択集中して、百田尚樹氏ならではの語り部調の文章が綴られている感じでした。これの意図するところは編集者の一人でもある有本香氏が仰っていたように「この本をきっかけに、ニッポンの歴史について様々な議論巻き起こす」ことではないかと。
何もこの本に書かれている歴史が全て正しいとか間違いとかで言い争うのではなく、あの部分に書かれた事象は他では違った解釈があって云々、といったような個別の論拠同士で議論を戦わせることで、ニッポンの歴史についてより深く知ろうという流れに持っていこうとしているのかもしれません。そういう意味で「日本国紀」はこれまでマスゴミや教科書で信じられていたニッポンの自虐史観に一石を投じたともいえるでしょう。
特に学校の教科書やテレビ、新聞等による自虐史観を植え付けられた人達にこそ読んでいただきたいし、この本を土台に様々な角度から歴史、外交、安全保障、経済、軍事、といった国際社会にも精通した情勢について調べるきっかけになればいいなとも思っています。なんにせよ、「日本国紀」のみならず、最近は所謂保守系の本による需要が増しているのは、それだけ「ありのままのニッポン国の情報」をより多くのニッポン人が知りたいという欲求が増えたか証左かもしれません。


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