氷菓 第21話 手作りチョコレート事件 その2
氷菓21話の里志に関して少し語り足りないものがありましたが、なかなか時間が取れずに遅くなりました。既に最終22話の放送の後でどれだけの人に読んでもらえるのか判りませんが、自己満足的な欲求もありましたので、取りも直さず更新することにしました。
いくつかの感想を見ていることもあって、里志の気持ちというのは一般には理解されにくいことでしょう。自分にしても彼の考えを理解しきれていません。だからといって里志の考えが間違ってるかというと、一概には言えないという風には思っています。
高校になって何事にも拘らないことを拘るようになった福部里志。勝ち負けよりも自身が面白いと感じるかどうかに価値を見出すようになりました。摩耶花を彼女にするということは、一人の女性を恋人として拘ることになる訳で、それは現状の里志の信条に反することになる、ということでしょうか。傍から見れば確かに里志の我侭に摩耶花がつき合わされている形ではあります。
しかし、恋愛というものはそんな理屈や倫理を簡単に壊してしまうようですし、そもそもそんな単純なものではないようです。よって、現状の結論は里志の気持ちを理解することはできないまでも、彼が抱えている思春期ならではの不安によって態度を保留してしまうことに関しては、ある意味仕方がないのかもしれないとは思っています。


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