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氷菓 第11話 愚者のエンドロール

                         
 一言、「凄かった」です。他に言葉がでてこないくらいにとてもよく出来たシリーズだったと思います。今回のことで入須の真意が透けて見えることで、やはりこの作品は只者ではないなと、改めて感じる今日この頃です。それと、前回気になった例の文言、あれはちーちゃんが疑問に思っていたことだったんですね。彼女の台詞を借りれば「入須は何故本郷の親友である江波に脚本について尋ねなかったのか」になります。これだけを見ても「やられた」と思わせるに十二分な手応えがありました。

 ちなみに、ここ2週間以上は仕事の忙しさで氷菓の感想以外は手につかない状況ですが、せめて前回と今回のシリーズを描いた原作はいつかどこかで読んでおきたい、そんな気持ちにさせる快心の内容だったのは間違いありません。
 
 映画として面白いことと、全てにおいて辻褄があうというのは必ずしも一致しない、そう摩耶花は言いたかったのでしょう。里志もこの結末が奉太郎の考えではなく、脚本家本郷が考えたものとして捉えていたことに納得しかねていました。ちーちゃんだけは本郷のことを心配していたようです。

 特に今回は気遣いというか、気配りが根底にあったような気がしてなりません。摩耶花、里志、ちーちゃんが各々一人で奉太郎に質問したのも、奉太郎がどんなに糾弾しようと毅然とした態度を崩さなかった入須も、誰かを傷つけたくないという配慮があったからではないかと。入須の真意に関しては、残念ながら完全には明示されませんでしたので真相は闇の中ですが。

 なので、ここからはあくまでも仮説の域をでない憶測になりますが、少なくとも事態の収拾をできるだけ穏便に行おうとしていたのだけは確かではないかと。それも残された僅かな時間で解決しようというのですから、入須はかなり焦っていたはず。円満にスピード解決してくれる、そんな都合の良い人間はいないものかと悩んでいたところ、思わぬところ(地球の裏側からの助言)で収穫があった。あとは、いつもの入須らしい策略で映画の結末ができるように作戦を練ったのでしょう。

 こうして奉太郎に手伝ってもらえば映画は完成の方向に向かうとして、問題はどうやって奉太郎一人で謎解きをさせるかだったと思います。でないと入須が守ろうとしていたこと(脚本のつまらなさ)に辿り着かれてやっかいなこと(最大公約数的に満足してもらえない結末)になりかねないからです。流石にそれを理由に奉太郎一人だけがいいと入須の口から言わせる訳にはいかなかったのでしょう。だからこそ、摩耶花は図書当番で、里志は補修、そして、ちーちゃんに至ってはウィスキーボンボンで酷い二日酔いという力技を使って奉太郎だけという状況を作ったのではないかと思います。

 最後にシリーズ冒頭と最後のメール及びチャットについて(物凄いネタバレになってますので注意)。大分端折られていますが、シリーズを通して視聴していれば大余所の見当はつけられると思います。

 最初のは思い悩んだ本郷が入須に頼み込んでいたのでしょう。それを受けて、このままでは映画が未完成で終わってしまう、そう悩んだ入須は一縷の望みを先輩のあ・た・し♪(奉太郎をよく知っていて今は地球の裏側で、入須とは別の意味で女帝みたいな人物といえば…)に縋った。その先輩は使い方によっちゃ踊ってくれる人(奉太郎のこと)を紹介。その後知り合いのちーちゃんを介して今見ると回りくどいながらも着実に奉太郎が来てもらえる手筈をチャットで行い現在に至る。ひっぱりだされた彼は入須の期待した結果には十分応えたと思っています。

 最後のは名前がでてるしそのまま映画が完成したことを知った本郷が入須にお礼をした、でいいと思います。その直後の入須と地球の裏側の先輩とのやりとりも意味深でした。入須の本音がどうあれ、本郷のことを傷つけないように気を使いつつ、映画も面白い形で完成させたのですから、やはり彼女の人心掌握術は本物ではないかと思わざるをえません。


   

   


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