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クラナドアフターストーリーの感想で面白い考察を見つける

                         「好き好きほにゃらら超愛してる」さんのところで面白い考察がありましたので、そこで感じたことについて話そうと思います。

 クラナドという作品では「背中」が重要な役割を果たしているとのことで、その演出と、最終話近辺で語られたエピソードをまとめると、実に感慨深いテーマが潜んでいることが判明したようなのです。

 例えば、風子のエピローグ的な部分に見られる、登場人物達が迎えるであろう幸せな生活を容易に読み取れる場面。視聴者側からは、これから先の部分を見なくてもこれから幸せな日常が訪れることが想像できるというもの。そして、渚と智也の2人が仲良く手を繋いだ後ろ姿をカメラは追わずに空へとパンアップしていくところも、奇跡が起きてからの幸福な様子を見た視聴者なら、十中八九2人が幸せに暮らしていくことがよく判る構成だというのも納得できます。

 背中ではもう一つ、高校入学時に戻って渚がクス玉を引いて上から落ちてきたタライを頭からモロにぶつける背中姿がありました。こちらは奇跡が起きてからのエピソードでは声を掛ける勇気の大切さを教えてもらっていました。そして、最後にくす玉を引いたということは、内に秘めた勇気を出したことを暗示しているのでは、というものでした。確かに、そういう解釈もアリではないかと思っている次第であります。

 さて、ここからはちょっと自分なりの解釈をプラスして述べさせてもらおうと思います。登場人物の幸せを確信させ、最後に背中姿を視聴者に見守らせる、これから連想されることは何か。

 登場人物達にとっては「悲劇の終わり」であり「幸せな日常の始まり」。そして視聴者にとっては「登場人物達の幸福が始まる予感」で「物語が終わってしまう」。「終わりの始まり」と「始まりの終わり」そんな対照的な二つのパラドックスなテーマがあったのだと今では思います。どちらもある種の振り出しに戻されてしまうのですが、いずれにせよ前向きに生きていくことの大切さを伝えようとしていたのかもしれません。そう考えると、最後に提示された結末も思っていたよりも悪くはないかも、なんて思ったりしている昨今です。

 ちなみに、パラドックスというキーワードに反応したのも、ドリームシアター8枚目のアルバム「オクタバリウム」で同じテーマを扱っていたからかもしれません。いろいろと旅をしてきたが、最後にオクタバリウムの罠に囚われて振り出しに戻されてしまった、というところがクラナドのテーマと非常に似通っているのです。時期こそ原作のPC版より後発になりますが、製作はアメリカ人ですし、メタル系のバンドがギャルゲーをやってるとは到底思えないのですが、どうなんでしょうか。なんにせよ、自分が思っている以上に一つの物語として緻密に計算されたシナリオだった可能性が膨らんだことに、激しく感心したのであります。

 それで、肝心の評価は変わるのかというと、すみません、あれはあれ、これはこれ、ということで勘弁してください。好き好きほにゃらら~さんが別の日で仰られてますが、繰り返し見直しても見つけられるかどうか判らない、くらいの難易度の高い行間読みをクラナドでは視聴者に求められているようなのです。残念ながら自分には、そこまで高度な読解能力はありませんので、クラナドを理解できる日がくるのかどうか怪しいものがあります。

 突き詰めていくと「人並み外れた想像力がないと無理なのか」と思ってしまうのです。いくら考えた末に辿り着く答えがあったとしても、その前に作品に対して興味を抱かせる間口の広さがなければ、多くの人が途中で挫折してしまいます。全編に渡って理解を困難なものにしている、というある意味視聴者に解釈を丸投げしたようにも思えるシナリオに、自分は絶望してしまったのかもしれません。

    

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