コミック 星は歌う 7巻
すっかりご無沙汰になってしまいました。ここ一年は仕事のことで気持ちに余裕がもてない状況が続いてましたが、現在に至って少しは作業に取り掛かれそうな状態になりつつあります。現状は今もそれなりに苦しいですが、今後は少しずつでも何かしら更新していけたらいいなと思っています。
(補足)
それと現在視聴しているアニメやブログトップの文言等なんかも随時更新する予定です。
学業の成績だけが全てで他のことには全く持って関心がない、高学歴高収入だけが取り柄でそれ以外は空虚な両親。もはや笑いを通り越して背筋が凍えてしまいそうなくらいの異常さをサクヤや奏の両親に感じました。いくら社会人としては一定の成功を収めていたとしても、それをそのまま全く同じことを子供に押しつけるのはどう考えても親のエゴではないでしょうか。子供といえども一人の人間ですから、親とは全く違う価値観を持っていても不思議ではありません。子供の考えを尊重しようともせず、逆にその意思を悉く踏みにじる行為を続ければ、子供の気持ちなんていとも簡単に歪んでしまうものです。
学業で優秀な成績を収め、一流企業で立派な業績を残しさえすれば人生の成功者になれる、というような幻想をいい加減見直すべきはないでしょうか。一流の会社でトップクラスの給料がもらえれば、一流の大学で上位の成績を残せば、というような価値にいつまでもしがみつく両親に愛情を求めていたことがそもそもの間違いだったのかもしれません。そんなどうしようもない親に縋りつくくらいなら、いっそのこと諦めて子供達だけで前向きに生きられる努力をしている現在は、親の意向はともかく結果的に良かったのではないかと。
星は歌うで描かれる希望は小さくて判りづらかったりもします。それでも、頑張っている人にはいつかきっと報われる時がくるはず、という気持ちを痛いくらいに伝えようとしている作品なんだということをこの7巻で改めて思いました。


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