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考察 アニメ 涼宮ハルヒの憂鬱  改 エンドレスエイトシリーズについて

                         
 これは一応シリーズが終了したことを前提に話しています。一般的にはこの間のエンドレス脱出で誰もが完結したと思っていることでしょう。しかし、世の中に絶対はないと思ってる自分としてはもしかしたら…、なんて疑ってしまいます。今いえることは次回以降の放送(ブログの感想含む)も実際にこの目で確かめる必要があるということです。
 
 まずはエンドレスエイトについて自分の気持ちを話しておこうと思います。正直なところ、今回のシリーズ構成は個人的には好みではないとはいえ、それ自体の評価は未だに躊躇っています。そもそも8回も繰り返した意図というのがよく判りませんし、シリーズ1話目で普通に夏休みを楽しませ、2話目以降で繰り返しの事実に気づかせる脚本にしたのもどうしてなんでしょう。この辺について本編で明確な理由が語られてないことが、自分にとってこの作品の評価に二の足を踏ませている要因になっています。

 説明されても不思議ではないことが為されない。それはかつてガンダムSEEDデスティニー(以下種デス)で顕著だった「物語で不明瞭な部分は視聴者の想像に委ねている」ことと酷似しているように思えてなりません。エンドレスエイトの製作意図が明確に説明されない以上、自分の頭で考えて自分なりの答えを捻り出す必要がありそうです。

 それは脚本のみならず、他のサイトで指摘された映像による細かな演出の差異を見つけて楽しむのも、作品を評価する一つの指針になると思います。脚本の進み具合にばかり目を奪われるあまり、毎回新規で作り直している作画の変化に鈍感だったのは確かです。とはいえ、仮に最初から映像のマジックを楽しむ意図が示されていたとして、それを自分が受け入れて楽しめたかというと、それはそれで微妙だったと言わざるを得ません。

 結局のところ、作品の意図する説明がないということは、それを視聴者がどのような形で解釈をしても仕方がない、ということになります。肯定否定関係なく、今後どのような評価を下されることになったとしても、それは誰にも文句は言えない、ということです。ちなみに、種デスは未だに賛否両論のままだったりします。

 一部に行間を読む努力をするべきでは、なんてお世話好きなサイトも見受けられました。確かに自分で熟慮してアニメを評価したり楽しんだりすることは大切でしょう。これは何もアニメだけに限った問題ではなく、それこそ教育や思想レベルの難しくて根深い問題にまで発展しかねません。現状ではいくら理想的な視聴のあり方があったとしても、それを他者に強要するのは賢いやり方とは思えないのですが、いかがなものでしょう。

 こうして賛否両論で喧々諤々の意見が出てきたことでアニメを視聴する姿勢というものに一石を投じた意味では、今回のエンドレスエイトの8話放送には十分な意義があったいえます。なんにせよ、現時点では「エンドレスエイトが最終的にどのような評価をされるかどうか」が一番の関心事です。個人的にはあまり好みでなかったシリーズが、どのような過程を経て評価されていくのかを楽しく見物したいと思っています。

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涼宮ハルヒの憂鬱 第19話 エンドレスエイト(縦書きでジグザク)

 結局何度見ても何も見えてこなかったお話でした。いよいよ完結編です。あらすじは今までと一緒。終盤のみの変化でした。
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