ランダムシアター

　
　ブログの反応を見ると、とにかく終わってくれたことに安堵したり感謝してたりしてました。某実況版でもようやく解決したことに対するカタルシスで歓喜するファンが大勢いた一方で、冷静な分析や半ば呆れてしまった方も沢山おられました。自分はというと、今回だけを見ればちょっとした感動があったことは認めながらも、結局シリーズ8話も費やしといて原作と変わらない凡庸なオチだったことに脱力したのも確かです。

　とにもかくにも、8話目にしてようやく長いトンネルを抜け出すことに成功しました。これで一応シリーズ自体は完結ですが、果たしてこれだけの話数を費やした意味はあったのでしょうか。これまでの紆余曲折では賛否両論の嵐だっただけに、どのような流れで評価で落ち着くのか（例えば、最後のランディングはソフトだったのか、ハードだったのか、など）が楽しみでなりません。

　評価だけでなく、エンドレスエイトを2話ずつ収録したDVD（単純計算でもこのシリーズだけで4巻分）の売り上げにも俄然注目が集まります。過去に類を見ない構成ですし、このような奇抜な手法で熱狂的信者以外のパンピーに果たして通用するのでしょうか。どれくらいの販売実績を残せるかも含めて、今後のセルDVDランキングは要注目ではないかと。

　それにしても、これだけあっさり終わってしまうとこれまでに散りばめられた伏線の欠片には果たしてどれだけの意味が込められていたのでしょうか。仮にスタッフの遊び心でやりたいように製作しただけなら、あまり深く考えても仕方がなくなります。シリーズ1話目なんか単純に夏休みを満喫する話がしたかった、ということで宜しいのでしょうか。そういえば、どっかで見掛けた紙飛行機なんかも何かしら意図があったのかもしれませんね。一般的には厳しい評価がされていると思われるも、ファーストガンダムのように後になって評価が激変することもありますので、一概に決め付けることは現段階では避けるのがベターでしょう。

　周りを見ていて強烈だったは「エンドレスエイトの総集編をやるのでは」には思わず吹いてしまいました。本当にそんなことになったら「苦労して終わったのにまたかよっ!」そんな突っ込みの大合唱が各地で沸き起こりそうですね。似たところではエンドレスエイトをもう一度最初から再放送というのもありましたが、流石にそこまで冒険する度胸はないと思います。一応9月に入る描写をしたことから、この期に及んで再び振り出しに戻る、なんて素っ頓狂な展開はもう勘弁してもらいたいです。

　さて、懸案事項が片付いたことで今後はどのような話の構成が為されるのでしょうか。話の順番からいくと、次は朝比奈みくるの冒険をやるのではとか、いきなり新作の溜息をやるのでは、などが挙げられています。

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