ここ
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の3月20日の日記とデータを参考に最近のゲームについての率直な意見を話そうと思います。
今回の集計で発売されたスターオーシャン4が芳しくない結果になったことで、ここ最近発売された日本製のRPGは全滅とのこと。かくいう自分がプレイしたRPGはDSのドラクエ4、5くらいなもので、大作と呼ばれるものとなると、PS2のFF10までさかのぼらなければなりません。
何故なのか、最近になった思うのは、以前ほどグラフィックの質の向上にありがたみを感じなくなったからだと思います。見た目のクオリティーアップがそのままゲームとしての面白さを感じた最後の作品はPSのFF7でした。最もあの場合、ゲームそのものがというより合間に挿入されたムービーのインパクトが全てだったような気がします。
FF7ヒット後も似たようなタイプのRPGが立て続けにヒットしましたが、もしかしたら、それが間違いだったのかもしれません。「CGが綺麗でさえあれば」ゲームとしての完成度が劣っていても売れてしまったことも、製作サイドを勘違いさせてしまったのではないかと。それだけでなく、全体のボリュームを膨らませることで中身が薄くなっても構わない、という風潮ができたことも問題でしょう。
そもそもゲームの面白さとは何だったか、それは「上達していくことの嬉しさを短時間で味わえること」だったのではないでしょうか。短いプレイ時間の中でコツを掴み成長し目的を達成していくことで得られる爽快感。これこそが面白いゲームに共通してある法則だったはず。最近のゲームで感じるのは、見た目だったりクリアまでの時間が膨大だったりと、遊んでみて楽しいのかどうかという基本的な部分が置き去りにされているように思えてなりません。
wiiで出たゼルダやマリオ、スマブラもそんな印象を受けてしまうのです。見た目は過去最高レベルでやり込み要素も満載することで長時間プレイ前提の仕様になる始末。任天堂ですら、そんな数多のメーカーと同じ呪縛に囚われてしまったのです。最もそれはwiiに限ったことで、DSでは知育系のお手軽ゲームやNEWスーマリ、といった誰もが手軽に楽しめる昔ながらのゲームで大ヒットを飛ばしています。
もちろん、自分は現在も作られている超大作嗜好のゲームを前面否定するものではありませんし、これからもあって然るべきとすら思っています。しかしながら、個人的な趣向を言わせてもらうと、そのような所謂正常進化に特化したゲームを今は望んでいないのです。
それは取りも直さず、気軽に目的を達成させられる喜びを感じられるゲームがプレイしたいということに他なりません。それは別にグラフィックが凝ってなくてもいいですし、ボリューが膨大である必要もありません。最近ではスト4が原点回帰して海外で大ヒットしてますが、欲をいえばグラフィックに関してもNEWスーマリ程度のリメイクでも良かったのでは、なんて思ったりしてます。
こんなことを考えているのはマイノリティーなのかもしれませんが、そろそろゲーム製作の方針を転換する時期がきたのではないでしょうか。
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